バンビぶんこは1977年5月誕生しました。 今年は創立26年を迎えます。
はじめたきっかけは極めて単純、10歳になった息子のたくさんもっていた本の置き場が狭くなって、どうしようと考えたとき、突然思いついたのが、「文庫」でした。
さかのぼること十数年前の学生時代、私は当時盛んだった家庭文庫のひとつの「土屋文庫」でぶんこのお姉さんとして勉強をかねたアルバイトをしていました。このことをふと思いだしたのです。さらに自宅北側に少々の土地があいていて、なんとかうまく使えないかといつも考えていました。これがうまく結びつき、「文庫」をやろうということになりました。
思いつくとすぐにプレハブを建て、本棚もあちこちから集めて、なんとか文庫の形を整えました。
開館当時、子供の数は非常に多い時期で、文庫の利用者はうなぎのぼりに増え、文庫は一人前になりました。 近所のたくさんの人たちが協力してくれたことは、私にとって非常に大きな力となり、そして今もなにものにも変えがたい財産になっています。
15年前に我が家の建て替えによって、文庫も変わり、家の中にとりいれられました。それ以来、我が家は水曜日午後は文庫一筋の日、文庫も居間も食堂も子供たちでいっぱい。
百人一首、将棋、ケーキ作り、手芸などのお楽しみもあります。
蔵書は約2000冊。杉並区の地域家庭文庫育成制度を利用させていただいております。この制度のおかげで、新しい本も並べられます。利用者の子供たちの顔をおもいうかべながらまじめに楽しく選書しています。
お手伝いしてくださっている方々は約12名、それぞれ能力を生かして、イベントのリーダーもお願いしています。
2003年3月
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